いらっしゃいませ。気まぐれシェフの物語レストランへようこそ。
私は〜物に第二の人生を〜をモットーとして活動するアパレルブランドLesmuuuues(レミュー)の
シェフ、たかゆきと申します。
シェフと言っても食べ物を料理するわけではなく、私が料理するのは洋服やバックなどの装飾品です。
はい?と思った方もいるでしょう。
私達は古着や装飾品にコーヒーや紅茶など普段身近で使われている天然素材を使って
染色しております。
使わなくなった物が新たな姿に生まれ変わることで第二の人生を歩んでほしい
という思いで活動しております。
そしてここ、物語レストランでは私が丹精込めて作った一品に物語を語らせていただきます。
この物語は作品を更なる形に変えてあなたの日常を彩ってくれることでしょう。 この作品のお話は私とオーナーの出会いからレミューを立ち上げるまでの物語。
今回はオーナー直々の著作になります。
素敵な日常のお話をどうぞご堪能ください。
第二の人生を
「はじめまして。」
「はじめまして。」
「オーナーのハルキです」
「シェフのタカユキです」
今日はここ、気まぐれシェフの物語レストランで働く2人の出逢いについてすこ〜しだけ。
「趣味はハンドメイドなんです。かね、?
昔から人が作るものに深みや温かみを感じることが多くて、、、自分も少しやってたんですよね。ハンドメイド」
29歳、独身、男性、訪問看護師
世間一般、不器用、ただの良い人。
思いもよらぬ趣味の暴露に興味深々。
よくよく聞いてみたら数年前に自身もハンドメイド作家として活動していたとか、、、
やめた理由はこれまたひょんなこと。
ある程度軌道にのってきた作家活動に調子にのって、こんな程度で稼げるようになるのか〜と。
もったいない。もったいなさすぎる。
僕の服を生き返らせてくれ。
あわよくばアパレル事業、はじめよう。
昔から古着が好きで一度手にした物への執着が凄かった僕の家は着ていない服で溢れかえっていた。買った頃は真っ白でパキッとしていたシャツ。数年前から毎日の用に着ている部屋着。冬になると暖かさ重視で着込む裏キモのトレーナー。どれも年期が入った俺流、一点もの。
到底、外には着ていけないが捨てられない。
この子達にも、命がある。
人生がある。
2人でならこの子達にも新しい人生を作ってあげられるのではないか。
そんな淡い期待を込めて。
〜第二の人生を。〜